【ニシ浜】

雑誌の撮影にもよく利用されるほどで、白い砂地が美しく生物も豊富な、慶良間諸島のなかでも有名なダイビングポイントです。とにかく真っ白なパウダースノーの砂地に生える青がすばらしく、圧巻です。

根の主の赤いアザハタも人気の見もの。

平均推進１２ｍ、最大水深は２５ｍほどで、潮流がなく、初級ダイバーから楽しめます。

根には、キンメモドキやデバスズメダイ、ケラマハナダイなどが群れ、とにぎやかな様子がうかがえます。

サンゴの群生も美しく、晴れた日には砂地に影が映り、リラクゼーション効果は抜群です。

【伊釈加釈】

阿嘉島の南西に位置するダイビングポイント「イジャカジャ」は、尖った岩山が続く伊釈加釈島にある人気ポイントです。

透明度抜群のこのポイントは、水深10ｍ～27ｍですが、潮の流れが強いこともあり、対象ダイバーのレベルは中級者以上におすすめです。

ここの見所はなんといっても、マンタです。慶良間諸島のなかでもマンタ遭遇率は一番かもしれません。

というのは、ここにはマンタのクリーニングポイントがいくつかあって、ホバリングしながらクリーニングをしている様子を見ることができたり、ときにはマンタの捕食シーンが見られるのです。夏の大潮がマンタ遭遇には狙い目。

ウミガメに高確率で出会えます。ほかにはクマノミ、ススメダイ。ユビエダハマサンゴの上をドリフトするのが最高です。

【儀名】

儀名（ギナ）は阿嘉島の北側にあるポイントです。水深は８ｍから１８ｍほどです。対象ダイバーは、初級者から上級者まで、という人気のダイビングポイントです。ここの魅力はなんといっても、アオウミガメに高確率で会えること、それから夏にはマンタとの遭遇も、また高確率であることでしょう。ウミガメは寝ていたり、あるものは食事をしていたえい、さまざまな姿を見せてくれます。そのほかにハナゴイやグルクンの群れも美しく圧巻です。とにかく魚が多く群れているので、サンゴの美しい海中はとてもにぎやかです。リュウキュウキッカサンゴなどが付く棚が広がり、これぞ沖縄の海、慶良間の海、と感動する明るく美しい光景を楽しめます。

【佐久原】

佐久原はサクバルと読みます。阿嘉島の南にある、ダイビングポイントです。水深は５ｍから２５ｍほどです。

ここの見所は、地形とサンゴ、魚、と三拍子そろっており、また初級レベルのダイバーから上級者まで楽しめるということで、人気のポイントです。

ソフトコーラルとクレバスの地形は、山あり谷ありと複雑で、楽しむことができます。また根の周辺には、ウミウチワやイソバナ、ヅトヤギなどの色鮮やかなソフトコーラルが根付いていて、見事な光景。また、イソバナやヤギも美しく癒されます。

アカククリやコショウダイは、常連。

潮流がある時は、イソマグロやネブリブカ、ウミガメなどが回ってくることがあって、サプライズ遭遇に期待がもてます。

【佐久原漁礁】

佐久原漁礁は阿嘉島の南側にある、そびえ立つ隠れ根と人工漁礁、そしてその周りに群れる魚たちがみどころ、という人気ダイビングポイントです。水深は８ｍから３５ｍほどです。

対象ダイバーのレベルは、中級者と上級者におすすめします。

ここには大きな隠れ根と、人工魚礁があります。

だから、いちどのダイビングで２つ楽しめるお得なポイント、というのも人気の理由になっています。

隠れ根にはハナゴンベ、ハナゴイ・ウメイロモドキなどが群れています。

人工魚礁のほうにはではツバメウオやアカククリなどが楽しめます。

またイソマグロやアジ系も回ってくる可能性あり。 ロウニンアジに遭遇するダイバーも珍しくありません。