沖縄の海岸(ビーチ)にいる危険生物達
ハブクラゲ
ハブクラゲは、かさが半透明のため水中で見えにくく、刺されてはじめて気付く場合が多い。
6月~9月にかけて多く発生し、特に波の静かな砂浜や、入り江、人工ビーチなどで被害が多い。
20~30cmと浅い砂浜でも刺症事故が発生している。
ハブクラゲの触手には、刺胞と呼ばれる毒の針の入ったカプセルがたくさんあり、刺激を受けると毒針が飛び出すしくみになっている。
刺されると激痛を生じ、みみずばれのような跡になるのが特徴。
沖縄ではこれまでに3件の死亡事例が報告されている。
刺されないためには
●ハブクラゲ侵入防止ネット内で泳ぐ。
●肌の露出を避けるため、ウェットスーツ、ラッシュガード、長そでTシャツやスパッツを着用する。
刺された時の対応方法
1.すぐに海からあがる。
2.食酢をたっぷりかけて、触手を洗い落とす。
触手に真水、アルコールをかけると未発射の刺胞を刺激するので絶対しないこと。
また、砂をかけて払い落とすと未発射の刺胞が発射してしまうので絶対しないこと。
3.食酢をかけても触手が剥がれないときは指先で優しく取り除く。
4.痛みがひどいときは、氷または冷水で冷やすと痛みが和らぐ。
5.医療機関で治療を受ける。
※呼吸停止・心停止に陥った場合はすぐに心肺蘇生法を開始すること。
カツヲノエボシ
青白い浮き袋をもち、そこから青く長い触手が伸びている。
浮き袋で風を受けて移動するため、強い風で海水浴場に運ばれ、被害が発生することがある。
刺されると電気が走ったような強い痛みを感じるため、「デンキクラゲ」とも呼ばれる。
刺されないためには
ハブクラゲ侵入防止ネット内であそぶ
肌の露出を避けるため、ウェットスーツ、ラッシュガード、長そでTシャツやスパッツを着用する。
打ち上げられたカツオノエボシにいたずらをしない。
刺された時の対応方法
1.すぐに海からあがる。
2.海水をかけて、触手を洗い落とす。
触手に、真水、アルコール酢をかけると、未発射の刺胞を刺激するので絶対しないこと。
また、砂をかけて払い落とすと、未発射の刺胞が発射してしまうので絶対しないこと。
3.海水をかけても触手が剥がれないときは指先で優しく取り除く。
4.痛みがひどいときは、氷または冷水で冷やすと痛みが和らぐ。
5.医療機関で治療を受ける。
※呼吸停止・心停止に陥った場合はすぐに心肺蘇生法を開始すること。
カツオノカンムリ
カツオノエボシ同様、青白い浮袋をもち、そこから短い触手が何本もあります。浮き袋で風を受けて移動するため、強い風で海水浴場に運ばれ、被害が発生することがある。
刺されると電気が走ったような強い痛みを感じます。
刺されないためには
ハブクラゲ侵入防止ネット内であそぶ
肌の露出を避けるため、ウェットスーツ、ラッシュガード、長そでTシャツやスパッツを着用する。
打ち上げられたカツオノエボシにいたずらをしない。
刺された時の対応方法
1.すぐに海からあがる。
2.海水をかけて、触手を洗い落とす。
触手に、真水、アルコール酢をかけると、未発射の刺胞を刺激するので絶対しないこと。
また、砂をかけて払い落とすと、未発射の刺胞が発射してしまうので絶対しないこと。
3.海水をかけても触手が剥がれないときは指先で優しく取り除く。
4.痛みがひどいときは、氷または冷水で冷やすと痛みが和らぐ。
5.医療機関で治療を受ける。
オニダルマオコゼ
浅いサンゴ礁等にいることが多く、色や形が石や岩によく似ており、じっとして動かないため気づかずに踏みつけてしまうことがある。
背びれに棘があり、棘はゴム底の靴を貫通するほど強力。
棘の根本に毒のつまった袋がある。
オニダルマオコゼの毒は猛毒で、ハブ毒の30倍以上と言われる。
さされると激しい痛みやしびれがあり、海外では死亡事例も報告されている。
刺されないためには
オニダルマオコゼの棘は太く硬く、ゴム底の靴では突き通してしまうので、フェルト底の靴を使用する。
岩や石に擬態しているので、シュノーケリングをするときは周囲に十分注意する。
刺された時の対応方法
1.すぐに海からあがる。
2.棘が残っていれば、目に見える大きな棘は取り除く。
3.傷口を清潔に保つ。
刺されてすぐであれば、傷口から毒を絞り出すことも有効。
4.痛みを和らげるため、患部を40~45度のお湯につける
やけどしないよう、お湯の温度に気をつける。
5.医療機関で治療を受ける。
最後に
ツアーにおけるもしもの時の対応について
あってはならない事ですがもし、ビーチにて上記のような毒のトラブルに備えてあらかじめ車内に救急セットをご用意しております。
①救急基本セット
②毒吸引機
③お酢